アクシスITパートナーズ株式会社

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八頭町での灯油配送サービス開始!「トリスト」に株式会社たけうち新規加盟

2025/12/4
プレスリリース

〜【共助が壁を破る】多層連携で実現!利用者負担軽減と持続可能な灯油配送サービス〜

アクシスITパートナーズ株式会社(本社:鳥取県鳥取市、代表取締役:坂本 哲、以下「当社」)が、八頭町(町長:吉田 英人)からの委託のもと展開する、超地域密着型生活プラットフォーム「Bird」のネットモールサービス「トリスト」において、株式会社たけうち(本社:鳥取県八頭郡八頭町 代表取締役:竹内 由佳子)が加盟し、2025年12月3日より八頭町での灯油配送サービスを開始します。

本件は、初期コストと保管場所の壁を、地域企業間の「共助」によって突破した、地方創生の新たなロールモデルです。

■「トリスト」灯油配送開始の背景と現状の課題

地方創生の新たなロールモデルが求められる背景には、中山間地域特有の深刻な生活インフラの課題があります。寒冷な中山間地域では、高齢化・人手不足により灯油の安定配送が喫緊の課題となっています。

実際に、長年地域を支え、2023年から「トリスト」に加盟している株式会社トリベイも、人材・コストの問題から自社配送の継続が困難となりました。そのような状況の中、住民の負担軽減とサービスの持続を両立させるため加盟を決断し、現在も鳥取市において重要な生活インフラの維持に貢献しています。

■民間企業4社で乗り越えた「利用者負担にならないサービス提供」の壁

八頭町での灯油配送の実現には、地元からの信頼の厚いガソリンスタンド郡家南SS(運営:株式会社たけうち)の加盟が不可欠でした。しかし、「利用者負担を増やさないサービス提供」を目指す中で、サービス開始に必須となる「ポリタンク購入の初期費用」と「店舗でのタンク保管場所」という経済的・物理的な課題が立ちはだかりました。

この課題を、当社と地域を愛する民間企業(株式会社たけうち、株式会社トリベイ、株式会社シーセブンハヤブサ)の共助によって乗り越えました。

《コストの壁を克服》

既存加盟店である株式会社トリベイが、地域貢献を最優先とし、自社の灯油配送の知見と配送用ポリタンクの無償譲渡という支援を実施

《場所の壁を克服》

「Bird-Yazu-」の拠点であり、八頭町地域拠点である隼Lab.を運営する、株式会社シーセブンハヤブサが、地域の生活インフラ維持という当社の共通目標に賛同し、保管場所を無償提供

この共助の輪が、株式会社たけうちトリスト加盟の決断に繋がり、八頭町での持続可能な灯油配送サービスの実現につながりました。

灯油配送サービスの特徴

本サービスは、独自のスキームにより、利用者の負担軽減と利便性、持続可能性を高めています。

利用者負担軽減の確立:ポリタンクを「レンタル方式」で提供し、新規購入費用を無償化

環境配慮と利便性の両立:次回配送時に空容器を回収し再利用することで、利用者のオフシーズン時の容器保管問題を解消

確実な配送基盤の活用:「Bird」の戦略的物流連携により、中山間地域特有の配送の難しさを克服

「鳥取モデル」として全国へ

この度の八頭町での灯油配送サービスは、「プラットフォーム(当社)」「行政(八頭町)」「既存加盟店(株式会社トリベイ)」「新規加盟店(株式会社たけうち)」「地域ステークホルダー(株式会社シーセブンハヤブサ)」という多層的な連携によって実現しました。これは、IT技術と地域共創を軸とした当社の「鳥取モデル」の有効性を裏付けます。

当社は、この多岐にわたる連携と「共助」に基づく課題解決モデルを、全国の中山間地域が直面するインフラ維持の課題に対する明確な解決策として提示し、持続可能な地域社会の実現に貢献してまいります。

協力企業のコメント

・株式会社たけうち 代表取締役:竹内 由佳子様

灯油配送を縮小せざるを得ない状況の中、「地域の暮らしを守る」素晴らしいご提案を頂きました。当初は初期投資の余裕がなく断念しましたが、この度、弊社の懸念点を全て解消する再提案により、弊社単独では成し得なかった形でサービスを提供できることに深く感謝いたします。地域の皆さまの一助となれば幸いです。

・株式会社トリベイ 代表取締役社長:縫谷 吉彦様

鳥取市内で2023年1月から開始しているサービスですが、今回八頭町でも展開されることが決まり嬉しく思います。年々減少していく資源・資産・人口の中でも「地域に豊かさや元気を届ける」には、行政だけではなく私たち民間企業が率先して地域課題に取組み、共助し解決していく事が求められます。トリベイに出来る共助をこれからも続けます。

・株式会社シーセブンハヤブサ マネージャー: 澤田 知之様

地域拠点である隼Lab.を運営する立場として、地域の生活インフラを守る取り組みに参画できたことを大変嬉しく思います。今回の灯油配送サービスは、行政・事業者・地域拠点が垣根を越えて協働した「共助」の取組であり、八頭町が目指す持続可能な地域づくりの重要な一歩です。今後も、地域の皆さまの生活拠点の一つとして、安心して暮らせる仕組みづくりに貢献してまいります。