株式会社アクシス

株式会社アクシス

NEWSお知らせ

2024年 年頭所感 | 30年の節目を終え、真に地域に必要とされる企業へと一歩を踏み出します。


2024年の年頭にあたりご挨拶申し上げます。
昨年5月、新型コロナウィルス感染症の位置づけが「5類感染症」と変更になり、私たちの生活は、個人の選択を尊重し、自主的な取り組みを基本とした生活に変化しました。

 

この大きな変化の中で、株式会社アクシスは9月に創業30周年を迎え、10月には東京・大阪・米子全拠点並びにグループ会社の社員全員が一堂に介し「創立30周年記念式典」を執り行うことができました。
これも一重に世界が変化を強いられた期間にも「地域に貢献する」熱い想いで共に歩んできた社員の存在があってこそ成し得たことと考えています。

 

 

電力見える化を実現する「ecoln (エコルン)」は無償提供期間を終了し、全国756箇所(キャンペーン終了時点)に同システムを提供。システム開発の知識と経験を活かして、お客様の既存システムとの連携を自社で担えることを強みに、引き続き販路拡大を進めています。
さらに、鹿島建設株式会社とのパートナーシップにおいては、システム開発・保守運用に加えて、スマートビルの実現に向けたシステム開発を新たにスタートしました。この経験は「スマートシティ創造」を目指す弊社の第一歩であると共に、将来的な事業の基盤となると考えています。

 

超地域密着型生活プラットフォーム「Bird」には4月に弊社の求人情報サービス「トリビズ」が加わり、地域の採用活動の活性化に貢献しています。また、この1年は中山間地域の課題解決、地域コミュニティの再生に向けて、行政との連携に取り組んでまいりました。鳥取県内で相次いだスーパーの閉店、中山間地域の買い物環境確保の課題解決を目指し、昨年末、八頭町、米子市で実証実験を開始しています。米子市では、本実証実験開始にあたり米子市と地域に拠点を持つ企業6社と共に「地域協創型生活プラットフォーム協議会」を発足、官民連携で地域固有の課題解決をめざす革新的な取り組みをスタートしています。

 

このように事業拡大を着実に進める一方で、システム開発のプロセス品質をマネジメントし、より高い品質でプロジェクトを安全にお客様にお届けすることを目的に、独自の枠組み「Axis Process Management Framework(以下、APMF)」の運用を開始し、プロセス品質の向上に務めています。人材育成においては、専門部署を立上げ、現場で必要とされるスキルのヒアリングを実施し、スキルマップの設置および、スキル取得に向けた研修制度の導入・開始に向けて準備を進めています。

 

私自身がアクシスを引き継いで10年の節目でもあった昨年。この間、社員数は3倍以上と急成長をしています。組織の成長、人と人の直接的な関わりが制限された生活の長期化を背景に、エンゲージメントの醸成は更なる成長に向けた重点項目の1つです。そのような考えから、私自身、社員との直接的なコミュニケーションの機会創出に取り組んでまいりました。今後もMission・Vision・Valueを経営陣が現場の社員と直接語る機会を設けると共に、エンゲージメントの醸成、組織力強化につなげてまいります。

 

事業を通して地域との直接的な関わりが増えたこの1年。その中で、コミュニティの必要性、地域固有課題の多様性、解決の難しさを目の当たりにしています。しかし、このことを私自身は地域変革のチャンスと捉えています。すべての人達がITの恩恵を受けられるようなサポートと地域のコミュニティの再生を両輪で目指してまいります。
創立30年という節目を終え、私たちはそのチャンスを逃さずに2024年を地域に真に必要とされる企業という大きな目標への第一歩として、力強く歩みはじめます。

 

結びに、本年が皆さまにとりまして、希望に満ちた飛躍の年となることを祈念いたします。